長崎市在住の米国、アフリカなど５カ国の出身者らが、戦争や差別など世界が抱える問題について話し合う「ナガサキピースプロジェクト」をスタートさせた。市民を交えた「ピーストーク」を４日、純心高校（長崎市）で開き、参加者約２５人が国境を越えて活発に意見交換した。
プロジェクトは昨年、長崎で平和に向けた対話の大切さを呼びかけたフランシスコ・ローマ教皇の訴えに共感した長崎純心大の荒木慎一郎教授が発案。ナイジェリア出身の研究者やコンゴ民主共和国出身の医師、日本人大学生など２０～４０代の男女８人が「国際問題を長崎で共有したい」と昨年９月に設立した。
ピーストークは当初、３月に開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期していた。この日は「平和のために私たちに何ができるか？」のテーマで意見交換し、ニュージーランド出身の男性は「世界中にある『怒り』の背景を理解しなければ、我々は前進できない」。英国出身の女性は「平和の意味についてよく考える。周囲と問題意識を共有して初めて変化が起こると思う」などと語り合った。
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July 09, 2020 at 05:59AM
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ナガサキ平和リレー：／２９２ 国境越え「ピーストーク」 ／長崎 - 毎日新聞
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