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Thursday, October 8, 2020

「想定外」の結果、日本政府には警戒感も WTO次期事務局長選 - 産経ニュース

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スイス・ジュネーブの世界貿易機関(WTO)本部(ロイター)
スイス・ジュネーブの世界貿易機関(WTO)本部(ロイター)

 WTOの次期事務局長選で、韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長が、最終候補の2人に入った。立候補が伝えられた際には、アフリカ出身の2人の女性候補が有力視されていただけに、日本政府は“想定外”の結果への対応が求められそうだ。

 兪氏は、日本による半導体材料の輸出管理厳格化をめぐり、日本をWTOに提訴すると発表した人物。今年6月18日には、この問題をめぐり、韓国側がWTOでの紛争解決手続きを再開するなど対立は長引く様相だ。

 経済産業省関係者は、「WTOの紛争解決において、事務局長の出身国が有利に働くことはないと思われる」と述べる。ただ、兪氏は立候補にあたり韓国の「国益」に言及した経緯もあり、日本の通商関係者には警戒感もある。

 兪氏は、多国間貿易体制の強化などに向け「共に努力することが重要だ」と協力を訴え、日本の支持を求めている。日本政府としては、中国が推すナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相と天秤(てんびん)にかけた駆け引きとなった。

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